織田信長の兜を飾る意味とは？五月人形で願う子供の健やかな成長

五月人形を選ぶ際、「織田信長の兜が気になるけれど、どんな意味があるの？」と悩んでいませんか？

革新を貫き天下統一を目指した武将として知られる織田信長。その兜には、どんな願いが込められているのでしょうか。  

本記事では、創業110年の老舗・鈴甲子雄山が、五月人形としての織田信長の魅力を詳しく解説。兜のデザインの特徴や込められた願い、選ぶメリットをわかりやすく紹介します。  

この記事を読めば、織田信長の兜が五月人形として選ばれる理由や、親としてどんな願いを込められるのかがわかります。お子様の健やかな成長を願い、理想の五月人形を選ぶための参考にしてください。

1. 織田信長の兜が人気の理由とは？

1-1. 五月人形の兜飾りとは？ 〜子供の成長を祈る伝統〜

五月人形の兜飾りは、子供の無事な成長と健やかな人生を願う象徴です。

その中でも戦国武将の兜は、困難を乗り越える力や強い意志を授けるものとされます。戦国時代の武将が身を守るために兜をかぶったように、大切な子供を守る願いが込められています。

1-2. 織田信長の兜が人気の理由

織田信長の兜は、革新を重んじた武将の精神を受け継ぐ象徴です。知性と決断力を大切にする親の願いにふさわしいものです。

信長の兜を飾ることで、強さだけでなく、先見の明を持つ子供に育ってほしいという想いが込められます。

1-3. どんないいことがあるの？

五月人形を飾ることは、子供の健康を願うだけでなく、生まれてきてくれたことへの感謝の表現でもあります。信長公の兜を選ぶことで、親の深い愛情とともに、誠実さや強さを備えた人生を歩んでほしいという願いを伝えることができます。

こんな思いがあってこの兜を買ったんだよと、大きくなった子供に伝えられるような願いを込めることができます。

2. 織田信長とは？ その人柄と魅力

2-1. 圧倒的強さを誇った武将

織田信長は戦国時代屈指の名将で、多くの戦で圧倒的な強さを誇りました。戦略の巧みさや思い切った判断力は他の武将を圧倒しました。革新的な戦術や統治の手法を取り入れた点も、他の武将とは異なる魅力です。

2-2. 革新を貫いた武将 〜天下統一への道〜

信長公は「革新」を重んじる武将としても知られています。

より強い武器として鉄砲を導入したことや、「楽市・楽座」の制度で城下町や商業都市を発展させるなど旧来の価値観を打ち破り、日本全体をひとつにまとめる「天下統一」を目指しました。信長公の存在により、戦国時代は大きく変化しました。

2-3. 織田信長が大切にした信念と価値観

信長公は「革新」「決断力」「勝利への執念」を大切にしました。戦のための戦ではなく、新しい時代を切り開くことを信念とし、圧倒的な戦略眼で先を見通す力を持っていました。信長の兜には、そうした精神が込められ、子供の成長を願う親の想いと重なります。

3. 南蛮甲冑（なんばんかっちゅう）とは？

残念ながら、織田信長の甲冑は現存するものがありません。そこで鈴甲子では、信長公が南蛮貿易を重視し、海外の新しい技術や道具を取り入れた事実から「南蛮甲冑（南蛮胴具足）」を信長公の兜として製作しております。ここではその南蛮甲冑について説明します。

3-1. 西洋と日本の甲冑の融合

南蛮甲冑は、西洋の甲冑と日本の伝統的な具足が融合したデザインが特徴です。異国の技術を積極的に取り入れた証であり、戦国時代の武将にとって新時代の象徴でした。特に鉄砲戦術が発展する中で、防御力の高い南蛮甲冑は戦場で目を引くため、武将の権威や威厳を示すシンボルとなりました。

3-2. 高い防御力と機能性

南蛮甲冑は、西洋の鎧である「プレートアーマー」の影響を受けた鉄製の防具です。

一番の特徴は「桃形兜（ももなりかぶと）」です。弾丸や矢を受け流しやすいように設計された、天辺が滑らかに突き出た兜鉢です。形状が桃の実を思わせることからそのように呼ばれたそうです。

また、胸のプレート部分や装飾は日本の戦術に合うように改良しており、戦場での実用性を高めたデザインでもあります。

3-3. 甲冑に込められた願い

甲冑は単なる防具ではなく、武将の信念や理想が込められています。南蛮甲冑には異文化を受け入れ、新たな技術を活用する姿勢から、現代における「グローバル化」と通ずるものがあるように思います。守護と革新を兼ね備え、未来を切り拓いていく勇気を与える装備と言えるでしょう。

4. 鈴甲子が手掛ける織田信長の兜とは？

4-1. 伝統技術を受け継ぐ鈴甲子の兜作り

鈴甲子は、伝統的な兜作りの技術を長年にわたり継承してきた老舗の甲冑工房です。

時代考証を得意とし、一つひとつの工程に熟練の職人技が生かされ、細部まで美しく仕上げられています。

特に、兜の形状や装飾にはこだわりがあり、時代背景を意識した作品作りを大切にしています。

そのため現代の家庭に飾っても違和感のない洗練された美しさを持つ、伝統と革新を融合させた兜作りが、鈴甲子の魅力です。

4-2. 細部までこだわった美しい仕上げ

兜鉢は、二枚の鉄板を打ち出して作られた桃形兜を合金で表現しております。 

織田家の家紋「織田木瓜（おだもっこう）」に、「馬藺（バリン）」で後光を差した前立で、英雄にふさわしい甲冑に仕立てました。

3-3. 織田信長が子ども大将に？

鈴甲子では、子ども大将の製作も行っています。

織田信長公を模した子ども大将も手がけており、勇ましくも愛らしい子どもながらの表情とわんぱくな少年のかっこいいポーズが特徴的です。

4. 実際に見て選ぶ楽しみ 〜ショールームの魅力〜

写真だけでは伝わらない鈴甲子の兜の魅力は、実際に手に取ることでより深く感じられます。

ショールームでは、兜の質感や細かい装飾を間近で見ることができ、職人のこだわりをじっくり堪能することができます。

また、飾る際のバランスや、家のインテリアとの調和も考えながら選べるのも魅力の一つです。

お子様の成長を願う大切な五月人形だからこそ、納得のいくものを選びたい方におすすめです。

まとめ

織田信長の兜は、五月人形として人気が高く、武将の精神や信念を受け継ぐ象徴として選ばれています。本記事では、その魅力や意味を詳しく解説しました。

織田信長の兜の魅力

• 南蛮甲冑のデザイン：西洋の技術を取り入れた革新的なデザインで、防御力と機能性を兼ね備えている
• 革新と決断力の象徴：新しい時代を切り開く信長公の精神が込められている。
• 強さ・先見の明・異文化への想い：子供の健やかな成長と、未来を切り拓く力を願う兜として最適。

鈴甲子の兜の特徴

• 伝統技術を受け継ぐ職人の技：細部までこだわり、美しい仕上げ。
• ショールームで実物を確認可能：写真では伝わらない魅力を実際に体感できる。

お子様の成長を願う五月人形として、織田信長の兜は特別な意味を持ちます。ぜひ実際に手に取って、その魅力を確かめてみてください。

最後に

鈴甲子雄山のオンラインショップでは、伝統技法を受け継いだ職人たちが心を込めて仕立てた五月人形を多数ご用意しています。

おしゃれなコンパクトタイプから実物に忠実で重厚な作品まで、豊富なラインナップをご覧いただけます。ぜひオンラインショップで、お子様にぴったりの五月人形を見つけてください。