なぜ五月人形を飾るのか
── 防具を授け、次の時代を生き抜いてほしいという願い ──

生き抜くための備えとしての防具
兜や鎧は、強さを誇るためのものではありません。
武将たちは勝つこと以上に、生き抜くことを願い、防具を身につけていました。
防具は、防(守り)に具(備える)と書きます。
そこに込められていたのは、力ではなく生き抜くための「備え」の思想です。
その「無事に生き抜くための願い」を、これから育っていく子どもに重ねて託そうとしたことから、五月人形という文化は育まれてきました。
時代が変わっても、「無事に育ってほしい」「折れても立ち直れる強さを持ってほしい」という親の願いは変わりません。
兜という防具を授ける。それが、五月人形として甲冑(防具)を飾る意味だと考えています。


備えを託すこと
親は、子どもがこれから進む道のすべての障害を、取り除いてあげることはできません。
代わりに歩いてあげることもできません。
それでも、せめてものこととして、守るための備えを授けることはできます。
無理に強くならなくていい。勝たなくてもいい。
それでも、自分の足で立ち、歩いていけるように。
防具を授けるという行為は、親ができる、ひとつの「備え」だと私たちは考えています。
鈴甲子の五月人形
鈴甲子ではさまざまな五月人形をお作りしています。
色やかたち、佇まいは、時代や暮らしに合わせて変えていく。 けれど私たちが何より大切にしているのは、防具として本物であることです。
守るためにあること。生き抜くための備えであること。そうした甲冑の本質を失わず時代に合わせて変化していく。
それが私たちのものづくりの基準です。


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五月人形は、写真や価格だけでは分かりにくいものだと感じています。
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