2025年 2月 07日五月人形

五月人形のお下がりは縁起が悪い？飾る前に知るべきポイント

「五月人形お下がり」を飾るべきか悩んでいませんか？
「実家から譲られたけれど、使っていいの？」と迷う方は多いです。
五月人形には「子供を守る身代わり」としての意味があり、お下がりにする際の注意点を知ることで、正しい判断ができます。

この記事では、創業110年の老舗工房「鈴甲子-すずきね-」が、お下がりの可否について詳しく解説します。
この記事を読んで、お子様にとって最適な選択ができるようになれば幸いです。
後悔のない五月人形選びのために、ぜひご覧ください。

1. はじめに

1-1. 五月人形をお下がりにするか迷っているママへ

「実家からもらった五月人形を飾っていいの？」と悩んでいませんか？
大切に受け継がれたものだからこそ、どうすべきか迷うものです。
「お下がりは縁起が良くない？」という話を聞いたことがある方も多いかもしれません。

1-2. 五月人形の意味を知ると判断しやすくなる

五月人形は「子供の成長と健康を願うお守り」としての役割を持ちます。
さらに、生まれてきたことへの感謝を伝える大切な存在でもあります。
お下がりを飾ることが問題ないケースや、避けた方がいい場合など、 五月人形の意味を知ることで、より納得できる判断ができます。

2. 五月人形の意味と歴史

2-1. そもそも五月人形とは？

五月人形は、男の子の健やかな成長と幸せを願う伝統的な飾りです。
端午の節句に鎧や兜、人形を飾ることで、厄除けの意味を持ちます。
子供を守る「お守り」としての役割があり、昔から大切にされてきました。
家族の願いを込めて飾ることで、子供への愛情を形にしているのです。

2-2. 武士の時代から受け継がれる「子供を守る」伝統

五月人形の由来は、戦国時代に武士が身を守るために兜を大切にしたこと。
やがて平和な時代になり「命を守るもの」として、子供の厄除けとして飾られるようになりました。
現在でも「健康に育ち、強く生きる」願いを込める風習が続いています。

2-3. 現代では「生まれてきてくれた子への感謝」の象徴

現代の五月人形は、単なる厄除けではなく、感謝の気持ちを表すものです。
「生まれてきてくれてありがとう」という親の思いを込めて飾ります。
子供が愛され、大切にされていることを実感できる象徴的な存在です。
五月人形を通じて、家族の絆を深める機会にもなっています。

3. 五月人形のお下がりはアリ？ナシ？

3-1. 五月人形は「身代わり」としての意味を持つ

五月人形は、子供の厄を引き受ける「身代わり」の役割を持ちます。
神社のお守りを引き継がないように、一人ひとりその子のために用意されるのが一般的です。
そのため、本来は兄弟や親からのお下がりは避けるべきとされています。

3-2. お下がりにするときの注意点（状態・飾る環境・気持ち）

お下がりを飾る場合、まずは人形や兜の状態をしっかり確認しましょう。
カビや傷みがあると、不快感を覚えるだけでなく縁起的にも気になります。
また、家族の気持ちが前向きであることも大切なポイントです。
「この人形で子供を祝いたい」という思いがあれば、飾る意味が生まれます。

3-3. こんな場合は買い替えを検討しよう（破損・カビ・サイズの違和感）

五月人形が破損している場合は、安全面を考えてその子のための人形を検討しましょう。
特に古い人形は、湿気による劣化やサイズの違和感が出ることもあります。
現代の住宅に合わない大きさなら、近年ではコンパクトな飾りも豊富なので、飾りやすいものを選ぶのも一案です。
子供専用のものとして特別感を持たせることができますよ。