今年注目の五月人形をチェック!選ばれる理由とは?
多様な兜のジャンルを持ち、全国の人形店で販売している老舗”鈴甲子”のデータを元に解説。
鈴甲子(すずきね)とは?
全国の3台に1台(※)が鈴甲子の手から生まれ、みなさまのご家庭に届いています。
鈴甲子(すずきね)は明治時代から110年続く、節句人形の専門工房です。これまで全国の百貨店・人形専門店をはじめ、神社への奉納や海外への出展などを含めお取引いただいております。
全国の人形専門店や百貨店で販売される兜のうち、約3割(※1)が私ども鈴甲子(すずきね)の職人による制作です。長年培ってきた伝統技術を活かしながら、現代のニーズに合ったデザインや品質、価格のバランス、遊び心を大切にしており、多くのお客様から高い評価をいただいております。

※:工業統計調査の出荷額と鈴甲子の売上を元に算出
幅広いジャンルの作品を製造/販売しています。
勇壮な兜飾りから柔らかな印象のモダンデザインまで、幅広いジャンルの作品を手掛けることで、多くの家庭の想いに寄り添ってきており、現在も五月人形におけるほとんど全てのカテゴリーを製造販売しています。
例えば国宝に指定されている作品や、戦国武将の着用した鎧・兜の模写といった、より精巧な作りのものから、インテリアに馴染むコンパクトな設計、愛らしい子供大将など、工夫を凝らし、親の願いや祈りを形にした特別な作品としてご愛顧いただいております。

2020年ごろから人気の兜が大きく変化。購入データに基づく実績紹介
兜の大まかな種類について
「兜」と聞くと伝統的なものがイメージされることも多いと思いますが、ここ10年で兜のデザインパターンも増えており、人気の中心も様変わりしています。
大まかなデザインパターンはこちらです。

2021年時点で人気だった兜の種類
2021年ごろまでは、実際の鎧や兜を模写した作品や伝統的な飾りといった、古くから皆様に親しまれているデザインの作品が大半を占めていることが、下記のグラフからわかるかと思います。

2022年以降、製作している五月人形の種類に大きな変遷
2022-2024年に鈴甲子が製作している五月人形の種類を見てみると、ナチュラルなデザイン、シックなデザインといった、インテリアに馴染むようデザイン・製作した作品の需要が急激に高まっていることがわかります。

トレンドの変化の裏側にある時代背景
このトレンドの変化は、要因となる三つの変化から生まれているものと考えられまます。それぞれについてご説明いたします。
1. 住環境の変化
現代の住環境では、都市部を中心に住宅のコンパクト化が進んでいます。
かつては床の間や広い和室が五月人形を飾る定番の場所でしたが、現在はリビングや玄関など限られたスペースを活用するケースが増えています。そのため、場所を取らずインテリアに溶け込むデザインが求められるようになりました。
2. ライフスタイルの多様化
共働き世帯の増加やミニマリスト志向の影響で、シンプルで機能的な暮らしを重視する家庭が増えています。
装飾性よりも手軽に飾れて管理がしやすいコンパクトな五月人形は、現代のライフスタイルに適した選択肢となっています。また、収納しやすいデザインも、忙しい家庭にとって大きな魅力です。
3. 情報収集手段の変化
SNSやインターネットを通じて他の家庭のインテリア例を見ることができるようになり、人々は飾る場所やデザインにこだわるようになっています。
インテリアとして部屋に馴染む五月人形が、写真映えするおしゃれなアイテムとして注目されるようになったことも、人気の背景にあります。
オンライン相談やLINEでの情報案内をご活用ください
五月人形についてもっと詳しく知りたい方へ
鈴甲子では、五月人形を選ぶ体験をもっとわかりやすく、安心してできるよう、オンライン(Zoom,Google Meets)やLINEにて、相談を承っております。
ご案内している内容
- 五月人形の意味や選び方
- 両家でのコミュニケーションの注意点
- デザインやパターンごとのお手入れのしやすさの違いと、お手入れ方法
- ご自身のお住まいでのお近くの信頼できるお店の紹介
- 作家ごとの違いやそれぞれの特徴
- 風習に関わる事柄全般 など
特徴は三つ
- 遠方のご両親も含め、家族みんなでオンラインで質問や相談
- 手軽にチャットで相談
- 公平かつ専門的な情報の提供
セールスは致しません。
販売ではなく、まずは大まかに五月人形の世界を知り、きちんとご自身のお子様にとってふさわしい五月人形と出会う体験をするための手段としてご活用いただければと存じます。
その後の、実際の購入の場での相談など、細かな相談も承っておりますので、ぜひ気軽にご活用ください。